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世界穿孔日記

飽き性な新社会人の日記です。読書・サイクリング・デジタルガジェット・カメラ・文房具などに興味があります。

屋久島ゼロ to ゼロ:二日目

二日目:鹿ノ沢小屋→新高塚小屋

22:00
寒すぎて起きました。
雨具上下着てるし、寝袋は最低使用温度2℃だし、大丈夫だと思ったんだけどな……。
しょうがないんで、ダウンを着込み寝ます。

寝つきが悪かったので、アンダー・ザ・ドーム(ホラードラマ)を見たり、クトゥルフTRPGのリプレイ(ホラー)を聞いたりして、睡魔が来るのを待ちました。
はい、ホラー成分の摂りすぎです(笑)
人っ子一人いない山中、テン泊という状況に心細さが……(笑)
明日の天気・景色など、楽しいことを考えるようにしたら寝られました。

2:00
……寒すぎる。
このまま寝ても死にはしませんが、朝には体中冷え切ってるでしょう。
仕方がないので、エマージェンシーシートを寝袋の外に巻きつけます。
やはり、エマージェンシーシートは必須アイテム。
温まり、すぐに寝ることができました。

6:30
起床。
寒さはありますが、体の芯までは冷えていません。

f:id:y0my:20160806085305j:plain ますば朝ごはんをいただきましょう。
今朝のメニューはツナパンとハチミツパンです。

外に出てテントを見て爆笑しました。
f:id:y0my:20160806085332j:plain こいつ、凍ってやがる!(笑)
どうりで寒いわけだよ!
今回の旅もエクストリームなことになってきたなー\(^o^)/
f:id:y0my:20160806085331j:plain

後でこの日のメモを見ると、
「最凍(高)の夜」
って書いてありました。テンションがおかしい(笑)

7:30
f:id:y0my:20160806085334j:plain 撤収準備完了。
リュックに付いてる袋には食パンが入っています。中に入れると潰れちゃうからね。
縦走中はずっとぶら下げてました。

ぼちぼち出発しましょう。 今日は予報通り、メチャクチャ天気がいいです。
朝から目に染みるような強さの日が射しています。
まず目指すは、九州次鋒「永田岳」!

鹿の沢小屋から永田岳への道ですが、始めは酷いです。
こんなハシゴ道とか、
f:id:y0my:20160806085337j:plain こんな急勾配がずっと続きます。
f:id:y0my:20160806085336j:plain 昨日の疲れもあり割とキツイですが、行くしかありません。

8:00
f:id:y0my:20160806085339j:plain 30分は登り続けたでしょうか。
やっと景色が開けました!

ここからはご褒美コース。最高な稜線歩きの始まりです。
f:id:y0my:20160806085342j:plain それにしても、天気がよい。
しかも、道もよい。なぜか整備された木道が始まりました。

f:id:y0my:20160806085341j:plain ローソク岩っていうのが有名らしいです。
事前知識はありませんでしたが、一目で分かりました。

f:id:y0my:20160806085344j:plain ちょくちょくロープ場もあります。
いくつ目かのロープ場を越え、開けた場所に出ると鹿がいました。
f:id:y0my:20160806085345j:plain ロープ場登り切ったご褒美ですね!

9:50
永田岳の足元まで来ました。
f:id:y0my:20160806085347j:plain 最後はほぼ断崖絶壁の一枚岩を登ります。
僕にとっては一番の苦手分野なので、リュックをデポし取り掛かります。

真下から見上げて撮った写真です。
f:id:y0my:20160806085349j:plain この一枚岩を、上の方にあるロープを頼りに登ります。
(上の方にある黒いのがロープです)

怖かったですが、まぁ何とかなるレベルでした。
アスレチック得意な人なら難なく登れると思います。

9:55
f:id:y0my:20160806085352j:plain 登頂!
そこには文字通りの360度パノラマが広がっていました。
しかも、天気は快晴……!
f:id:y0my:20160806085351j:plain 無理してでも屋久島に来てよかった。
今まで見てきた景色の中でも、三本の指に入る綺麗さでした。

10:10
一枚岩を下ります。
f:id:y0my:20160806085353j:plain やっぱり怖い……。

次は、2km先の宮之浦岳を目指します。

さあ、岩を下ったあとは、最高の稜線歩きの続きです。 森林限界を超えている稜線です。
すなわち、
f:id:y0my:20160806085356j:plain こういうこと!
楽しすぎて似たような写真を量産してました。

永田岳の下りでは、登山者とすれ違いました。
人と会うのは半日ぶりですね(笑)
絵画のような世界で、失いそうだった現実感を取り戻させてくれました。

10:50
焼野三叉路到着。
地図に水場マークがあったんで、給水する予定でした。
しかし、水場への道は見つからず。近くに川があったんで、適当に汲みました。
f:id:y0my:20160806085358j:plain 屋久島においては「水場マーク=近くに川がある」ってことなのかもしれません。

三叉路は、北東に行くと縄文杉方面、東南へ行くと宮之浦岳方面です。
今日の目的地は、縄文杉方面の新高塚小屋ですが……。
時間に余裕があるし、まずは宮之浦岳を目指します。
寄り道なんで、荷物はデポです。 f:id:y0my:20160806085359j:plain

ここらから人が増えてきました。
恐らく、宮之浦岳から縄文杉へ縦走する人たちでしょう。

時間はお昼時。
いよいよ太陽は高く上がり、空の青は紺碧へ。
f:id:y0my:20160806085401j:plain 強い太陽光に、景色の凄みも増していきます。
f:id:y0my:20160806085404j:plain 視界いっぱい山しか見えない、幸せな時間が続く。

12:20
f:id:y0my:20160806085406j:plain 頂上近くの巨石です。
この二枚岩の間を見ると、
f:id:y0my:20160806085408j:plain 小さな鳥居がありました。
山岳信仰でしょうか。巨石の間の僅かなスペースですが、とても良い雰囲気でした。

12:30
f:id:y0my:20160806085412j:plain 宮之浦岳登頂!
私が九州最高地点だ!
f:id:y0my:20160806085411j:plain 最高の景色の中、お昼にします。

山頂には人が10人程度いました。
で、おばちゃんたちが俗っぽい世間話をしてるんですね。
誰が誰とくっついたなんて、今はどうでもいいじゃない。
景色が良くても雰囲気がよろしくない……(笑)

f:id:y0my:20160806085409j:plain おばちゃんたちよ、下世話なら下界でもできるぞ。今は景色を見なさい。

13:15
出発。
リュックデポ地点に戻ります。

最高な景色。言葉が尽きてきたんで、写真だけお届け。
f:id:y0my:20160806085414j:plain f:id:y0my:20160806085415j:plain

14:30
平石岩屋着。
f:id:y0my:20160806085417j:plain 岩と岩の間に空間があり、雨風を防げるとか。
緊急時はここでのキャンプも認められてるそうです。
近くにある小さい祠が素敵。

f:id:y0my:20160806085419j:plain さて、そろそろいい景色も見納めでしょうか。
視界の先には懐かしい森が見えてきました。

本当に本当に、楽しかった。あとは、山小屋まで距離を稼ぐのみです。

残雪にも負けず
f:id:y0my:20160806090901j:plain ロープ場にも負けず
f:id:y0my:20160806085319j:plain 階段にも負けず
f:id:y0my:20160806085320j:plain 歩き続けます。

途中、開けた場所があって、奇跡の一枚が撮れました(笑)
f:id:y0my:20160806085317j:plain

15:40
新高塚小屋到着!
f:id:y0my:20160806085322j:plain 大学のサークルが大所帯で来ているらしく、メッチャ混んでます。
明日は雨ですが、仕方なくテン泊することにしました。

人に慣れた鹿を見たり、
f:id:y0my:20160806085324j:plain 初めての整備された水場に感動したり。
f:id:y0my:20160806085326j:plain

17:00
夜ご飯の時間です。
f:id:y0my:20160806085327j:plain 今日のメニューはカップ麺カレー in 青菜ご飯。
いつ食べても美味しい安定コンビでした。
f:id:y0my:20160806085329j:plain もちろん食後はハチミツ紅茶をいただきます。

19:00
明日の天気は、雨です。 と言っても、今朝の情報ですが。(新高塚小屋は圏外でした)

昨日の予報だと、午前半ばから降り始めるとか。
ならば、やることは一つ。
早く出発し、行けるとこまで行く!

とはいえ、見知らぬ場所での雨登山。
プレッシャーもあります。

目を閉じると、瞼の裏には今日の景色が。
これだけ、いい景色を見られたのだから、1日くらいの雨はしょうがない。
頑張って、無事に下山しよう。

早朝登山へ備え、就寝。