2015年夏 東北背骨ツーリング - 1日目
出発地:会津高原尾瀬口駅
↓
猪苗代湖 ①崎川浜キャンプ場
↓
? ②どっかの道の駅でテント泊野宿
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大曲 ③大曲ユースホステル
↓
? ④未定どっかで一泊?
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十和田湖 ⑤キャンプ場
↓
大湊 ⑥ビジネスホテル
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大間崎(本州最北端。旅の目的地)
↓
大脇沢 ⑦大脇沢ユースホステル
↓
新幹線で帰宅!
1:30
6連勤のバイトを終えました。ここから徹夜でパッキング、そして始発輪行です。
電車で、2014年夏ツーリング終着の地「会津高原尾瀬口」まで行く予定です。都会の喧騒を走っても楽しくないですからね。ワープします。
5:10
最寄り駅より輪行です。
天気は雨です。写真には水たまりも写っています。
北千住まで行けば、あとは乗り換えなしで目的地まで行けます。運よく座れたので、少しでも寝るよう心がけました。
9:30
会津高原尾瀬口到着!すぐに輪行解除し、キャリアに荷物を括りつけます。
空は曇天、天気は小雨。
天気が悪いとはいえ、旅が始まる瞬間ですから。憂鬱さよりワクワクの方が上ですね?
今日の走行距離はたったの80km。
多少体調が悪くてもなんとかなる距離です。気楽に、楽しく走れそうです。
10:00
大自然の中、走り出します!
尾瀬の近くだけあって、周りを見ても山しか目に入りません。
「そうそう、都会じゃなくてこういう道を走りたかったんだよ!」
そう思いながら気持よく走ります。
雨は小降りではありますが、雨具を着るほどではありません。その内、雨は止んだので、写真を撮りながらのんびり進んでいきます。
歴史がありそうな建物。洋風?
構図が決まっても背景がすべてを台無しにするヤツ
珍スポット? 後で調べたら、ちゃんとした骨董品屋でした。
途中、ホームセンターに寄って、パッキング用のマジックテープを買いました。
これが大正解。今までゴムひもでキャリアに荷物を固定していたのですが、圧倒的にマジックテープの方が楽。
具体的には、ゴム紐より1/3の労力でパッキングできます。本当、今までの苦労はなんだったんだろうね……(苦笑)
13:00
55km地点のセブンイレブンで休憩。今日の旅程はあと25km。
ここから登り基調の道とはいえ、余裕ですね!
正直な話、体調はあまり良くないです。食欲が全く無いのです。しかし食べないと走れないので、おにぎり2個/30kmのペースで補給します。
徹夜で走っているのだから、食欲不振程度は想定内です。このくらいなら大丈夫!
と、ここでウェザーニュースを見ると、信じられない見出しが飛び込んできました。
こんなの聞いてねえぞ(ꐦ°᷄д°᷅) pic.twitter.com/2ttl3RtDQW
— あんちょる (@y0my) September 7, 2015
台風が二つって……。これ直撃したら旅終了でしょ……orz
これはさすがに想定外
考えていてもしょうがないので走り出しますが……胸の奥に硬いしこりが残りました。
13:30
セブン出発。この後は小雨が復活したりして、あまり楽しいことはありませんでした。坂道を淡々と踏み距離を稼ぎます。
15:15
目的の崎川浜まで、あと2km。ツーリングあるあるの通行止め看板です。
おかげで3kmくらい余計に走るはめになりました。
15:45
無事、猪苗代湖到着!
有名な湖だし、河口湖みたいな観光地を想像してたのですが……
何もないですね(笑)
今日の宿は崎川浜キャンプ場。
炊事場・トイレという最低限の設備しかないキャンプ場ですが、その代わり無料で使えます。かなりマニアックな場所なので、当然誰もいません。ちゃっちゃとテントを張って夜ごはんを買いに行こう!
……で、テントを貼り終わって気づきました。
「通行止めのせいで、最寄りのコンビニまで5kmある」
……往復10kmはさすがにダルすぎる。今日は徹夜だったので一刻も早く寝るべきですよね。
――結局、その日の夜ご飯は白米でした。
相変わらず食欲も無いので、機械的に詰め込みます。
流石に1合は辛すぎた……。吐きそうになったので、8割食べたとこでギブアップ。
自販機でコーラを買い、足りない栄養はここから摂ることにします。
19:00
就寝。
風がバッサバッサとテントを煽ります。うるさいけど、頑張って寝ました。
明日からは連日の100km越えです。寝ないと辛いのは自分なのです。
21:00
風が弱まりません。あまりのうるささに起こされました。雨も降ってきています。
「無人テントサイト」「風呂無し」「白米オンリー」とか、初日からハード過ぎないかと思ってる間に寝ていました。
今度は深く寝られ、朝までグッスリでした。
2015年夏 東北背骨ツーリング - 序章
思えば、ここ2年はエクストリームなツーリングばかりしてきました。
2年前:乗鞍一日目は200キロだよ台風もあったでラン
1年前:①初めての一人旅にして両足攣り財布取られヒルに吸われラン
②雨の中獲得標高3000m越え低体温奥利根ラン
それでも、走り切った時の達成感は、その辛さを差し引いてお釣りが来るほどでした。
今年も辛楽しいことをやりたい(笑)
今回は、以下の三点に沿ってルートを引いてみました。
目的地は本州最北端!
北海道・甲信越は行ったことあるが、東北には全く行ったことがなかったため。せっかく行くのなら先っちょの大間崎まで!道の駅野宿を一回はする
一回も野宿したこと無いからやってみたい!ユースに二回は泊まる
人と話すのが苦手な自分を強制的に会話させるため。ユースの人って優しいから、心が折れてても立て直せそう。
用意出来た日程は8日間。あまり余裕はありません。
コースを引いてみると、一日120kmくらい走る計算になりました。まぁ、体力的には(ちょっと大変だけど)問題無いでしょう。
そんなわけで当初の計画は以下のとおりになりました。
出発地:会津高原尾瀬口駅
↓
猪苗代湖 ①崎川浜キャンプ場
↓
? ②どっかの道の駅でテント野宿
↓
大曲 ③大曲ユースホステル
↓
? ④未定
↓
十和田湖 ⑤キャンプ場
↓
大湊 ⑥ビジネスホテル
↓
大間崎(本州最北端。旅の目的地)
↓
大脇沢 ⑦大脇沢ユースホステル
↓
新幹線で帰宅!
直前まで悩んでいたので、まだ未定なところもあります。
ちなみに、出発前に予約を入れたのは「大曲ユースホステル」「大湊のビジホ」の二箇所だけ……!
今年は体力的な辛さよりも、「予約なし・野宿あり」という精神的な辛さに重きをおいてみました(笑) 今までのツーリングは、宿を全日程分予約してから出発するのが常だったので、ドキドキですね。
あと、もう一つ問題となるのは天気です。最初の三日間は「曇のち雨」が続きそうです。ただ、北に行けば行くほど好転しそうなので、最初だけ耐えれば何とかなるはずです。
割と不安だらけな旅程ですが、行けばきっとなんとかなるでしょう。
東北地方というのは新潟以外全く行ったことない場所です。つまり、今回走る道はほぼ全部が初めて走る道なのです。そう考えただけでワクワクしてきますよね?
期待とプレッシャーの狭間に揺れながら、テント・自転車のチェーン・タイヤを新調し、当日に備えるのでした。
竹自転車制作日記⑤エポキシ接着準備
本番です!
緊張で手が震えます。
楽しさより「本当にできるの?」というプレッシャーの方が大きいですね(笑)
何と言っても、失敗したら5万円がパーですからね
でも作りきれば、絶対に楽しいことが起こる。
そう、誰もが振り返るような自転車ができる……!
ここは踏ん張りどころです。
プレッシャーに負けないよう、気合を入れ作業を始めるのでした。
まずは「②ボンドと麻で仮止めする」です。
その前に。
エポキシ樹脂は、固まるとメチャクチャ硬くなります。
机や地面にくっついたら、まず取れないと思ったほうがいいでしょう。
予防策として、ダイソーで買った透明テーブルクロスを敷いておきます。
作業開始。
まずは竹のエポキシでくっつける部分を削ります。
連日のヤスリがけで、ちょっと慣れてきました。
前回よりもだいぶスムーズにできてる気がします。
満遍なく、表面がハゲるまで削りました。
次はラップがけです。
フレームにエポキシがくっつかないよう、密閉します。
そして仮止め。
金属パーツと竹を、ボンド・結束バンドでしっかりと固定します。
今回の作業には大した困難はありません。
あえて言えば、竹が丈夫なので、思ったより削るのが大変だったことくらいでしょうか。
(実はヤスリがけで1時間くらいかかってます。)
これにて下準備は完了。
次は本番、エポキシ接着です。
竹自転車制作日記④ジグ作成
いよいよ自転車を組み始めます!
まず、竹自転車を作る手順をおさらいしておきましょう。
このキットの大まかな組み立て手順は、
①竹でフレームを組む
②ボンドと麻で仮止めする
③エポキシ樹脂で固める
という3ステップになります。
今回は、この①をやりました。
自転車は妄想しているうちが一番楽しいと言いますが……。
そのことを身を持って実感した、自転車作りでした(笑)
まずは、フレームを固定するために使う、ジグの組み立てです。 いわば全体の土台となる作業台づくりです。 これはこれで、とても重要な工程ですね。
高校の授業以来、木工とは無縁だったので、この時点で苦戦してました(笑)
ジグがうまくはまらないので、ヤスリで入るよう削ります。
ところが、ヤスリをかける加減が掴めない。
削り過ぎると後戻りできない。かと言って、ちょくちょく確認し過ぎると作業が進まない。
このジレンマにハマり、なかなか進みませんでした。
前回ヤスリがけしたのはいつだろう……高校の工芸以来かな(遠い目
結局、これだけで2,3時間もかかってしまいました。
(エンド幅を130mm→135mmに無理やり拡張したってのも苦戦した一因です)
なんとかジグを組みあげ、竹を置いてみる。
おお、自転車の形になった!(当たり前)
とりあえず①の作業は完了です。
まだ土台を作り、フレームの仮置きしたをしただけですが、ここで一回燃え尽きてしまいました(笑)
残りの作業はまた来週。
公開されている作業動画を見て、イメージトレーニングに励むとします。
来週は②③を一気にやります。
竹フレームのエポキシで接着する場所は、樹脂のひっかかりが良くなるよう、ヤスリで削りを入れます。
しかし、この作業を行うと竹にクラックが入りやすくなります。
そのため、この作業は3日以内に終わらせよと説明書に書いてありました。
つまり、②を始めたら③まで一気に(厳密には3日以内に)やらなければいけないのです。
ジグ製作だけで燃え尽きた僕に、果たして希望はあるのか。
次回、いよいよエポキシ接着。
竹自転車制作日記③買うべきエポキシ樹脂とは?
前回の復習:
・マリンエポキシは低粘土でアウトドアに強い
・竹自転車の接着にはこれが推奨されている
さあ、今回はどのエポキシを買うべきか詰めていきます。
エポキシを選ぶ際、このサイトがとても参考になりました。
ここ読んでください、って言えば終わりというレベルでよくまとまってます(笑)
それでも、自分なりにまとめてみました。
West System 206 Slow Epoxy Hardener by WEST SYSTEM [並行輸入品]
- 出版社/メーカー: WEST SYSTEM
- メディア:
- この商品を含むブログを見る
品質は折り紙つきです。これらを買うことができるならば、これを使いましょう。
しかし、何と言っても高い。大学生の懐には辛いものが・・・。
- 国内の会社のエポキシ樹脂(コニシ E206)
- 出版社/メーカー: コニシ
- メディア:
- この商品を含むブログを見る
ボンドで有名なコニシのエポキシ樹脂です。
3kgでこの値段、くっそ安いですね!
ただこれ、マリンエポキシじゃないんですよね・・・。(コンクリ接着用)
粘度・硬度などは同じなんですが、耐水・耐久・耐候性に不安が残ります。
実際、船の接着に使ったという話はありますが、船のコーティングに使ったという話は聞きません。
これを使うのは、本当にお金がないときの最終手段ですね(笑)
- 大穴:無名メーカーのエポキシ樹脂(Axon RSF816)
コニシほどではないが、安い。
しかも、紫外線に強く、サーフボードコーティングに使える耐水性もある。
これはありかもしれない!
大本命ウエストシステムと比較してみました。
なんとなんと、スペックはほぼ同じどころか、Axonの方が少し上。
これは・・・予想以上の逸材!?
ただ1つ欠点を上げるとすれば、その量ですね。
Bamboobeeで使うエポキシ量は1.5kg。(Axon RSF816は1.47kg)
余裕を持って1.7kgくらいは欲しかった・・・。
でも、もっといいのが見つかるとは思えないし、これにしようかな。
竹自転車制作日記②エポキシ樹脂基礎知識
前回の質問に対し、返答が返ってきました。
・エポキシ樹脂は問題があり送れない。その分は返金する
・エポキシ樹脂はWEST SYSTEMやEntropy Super Sap CLR Resinがオススメ
・自転車パーツは在庫切れ中。3週間もすれば送れると思う
なるほど。
あと、実際に作業を行っている映像のURLを教えてくれました。
ありがたいけどさ、これ出資者全員に同時公開したほうがいいんじゃない?
はい。つまりエポキシ樹脂は自分で買ってね!ってことですね。
実際どの樹脂がいいのか、徹底的に調べてみました。
・そもそもエポキシ樹脂とは?
株式会社 月形−有機系材料・エポキシ樹脂−
エポキシ樹脂とは、分子中にエポキシ基を2個以上持った化合物(主剤)と、分子中に活性水素(-NH2,-NH,-CONH-など)を2個以上持った化合物(硬化剤としてポリアミド、ポリアミンなどがある)とが、付加反応重合して、立体構造(三次元編目状構造)を形成して硬化します。 ※画像はWikipediaから
化学反応でカッチカチになる樹脂なんですね。
エポキシ樹脂は「主剤」「硬化剤」に分かれています。
これらを混ぜることで化学反応がおき、最終的には硬いガラス状の樹脂ができるって寸法らしいです。
その特徴としては、
・色々な材質をくっつけられる
・強度が強い
・収縮率が小さく、揮発物も少ないので扱いやすい
などがあるそうです。
わりと初心者でも扱いやすい樹脂みたいですね。
・エポキシ樹脂の使い道は?
一番の使い道は、もちろん接着です。当然ですね、接着剤ですもん。
木、カーボンからコンクリートまで、様々な材質に用いられます。
マニアックなところだと、電子回路の絶縁体や船のコーティングにも使われます。
・Bamboobee推奨樹脂「ウエストシステム」とは?
木造船の工法に「ウエスト工法」と呼ばれるものがあります。
エポキシ樹脂でコーティングすることで腐食を防ぎ、木目が透明な樹脂で覆われた、綺麗な外見の船ができるらしいです。
この工法を確立したのがウエスト社であり、そのままエポキシ樹脂の名前にもなっているようです。
この船のコーティング専用の樹脂を「マリンエポキシ」と呼びます。
今回、竹自転車に使うのはこのジャンルの樹脂のようです。
・マリンエポキシの特徴は?
低粘度、高耐水・耐久・耐候性の四拍子そろってるのが特徴です。
簡単に言えば、粘度が低くてアウトドアに強いエポキシ樹脂ですね。
自転車を組む際にも、この天候耐性はよい仕事をしてくれることでしょう。
今回は長くなったのでこのへんで。
次は、どのエポキシ樹脂を買うべきかについてです。
竹自転車制作日記①開封の儀
……竹自転車自作キットを買ってしまいました。
一時期話題になってたので、知ってる方もいるかもしれません。
いわゆるクラウドファンディングってやつです。
正直僕のような素人が買うべき品ではないですね(笑)
そもそも 日本人で購入したのは十数人だけで、それも
フレーム自作スキルを持つDIYガチ勢さんや、
某サイトで記者をやっている自転車メディアガチ勢さん
など、すごい人ばかりが買っているんです!
が、不可能と思うからこそ挑む価値があるわけで。。。
思い切って注文しちゃいました!
製作キットは取っ手付きの箱で送られてきました。重量は8kgくらいです。
開けると色々なものが一気に目に入ります。
この真ん中にある竹こそが、自転車のフレームになる部分です。
竹というと軟弱にしなる印象があるかもしれません。
しかし、今回の竹は自転車用に選び抜かれた竹です。
とても肉厚ですね。これなら全然大丈夫そう!
このキットの大まかな組み立て手順は、
①竹でフレームを組む
②ボンドと麻で仮止めする
③エポキシ樹脂で固める
という3ステップになります。
そのための麻(ヘンプ)も付いてきました。
がしかし、一緒に注文したエポキシ樹脂は届かずorz
元から別に送る予定だったのか、それとも手違いなのか・・・。
とりあえず、英語で問い合わせてみます。
蚊が湧きはじめる前に仕上げたかったけど、こりゃ無理かもな・・・。 そんなわけで、実際に作り始めるのはまだ先になりそうです。